店舗の新築にあたり店舗デザイン(内装)をどうするか非常に悩みました。
扱っている商品が和紙や水引・書道用品のため、和風にすることはイメージしていたのですが、お客様の動線をどのように想定するのか、商品をどこにどのように置くのか、棚や照明は、、等々なかなか決めることができません。
広い店舗で資金に余裕があれば、そんな心配はせず理想を実現できますが、現実は厳しくいろいろギリギリです。
新店舗は面積的には旧店舗より一回り狭く、また、什器備品もほとんどは旧店舗のものをそのまま移設(錆び取りや掃除が大変でした)するために、倉庫のような店舗になることを危惧していました。
そこで、設計段階ではあまり凝らず、在庫を整理しながら後から追加・変更できるような仕込みをしておくことにしました。
具体的には、
- 店舗の上方に在庫や展示品を置ける棚を設置できるように店内ぐるっと合板の下地を追加
- 店舗の屋根裏に素人が入って工事できるように点検孔を大きくする
- 照明はベースライトとして安価な直管LEDを均等に配置
- 正面の壁面にも器具や看板を追加できるように下地追加
です。
新装開店直後は下記のような雰囲気でした。

DIYが趣味なので棚を作るのはなんとかなる(雑ですが^^;)のですが、新築の家に穴をあけるのは流石に躊躇しますね。
照明工事は電気工事士の資格が必要です。
実はこのために2年前に第二種電気工事士の資格を取得しました。とはいうものの、いろいろ忘れていることあり、配線は慎重に行います。
開店直後に「店が営業しているか道路からわからない」という声がでました。
確かに日中は店舗内のLEDがまったく見えず、近づかないとよく見えません。
そこで、店舗入り口に暖簾とサイン燈をつけ、また店内の天井から少しさげたところに電色のLED球をつけることにしました。
サイン燈(投稿のキャッチ画像)と店舗内のスポットライトは、実は廃業したお隣の旧寺井菓子舗さんから譲っていただいたものです。
解体前に「店舗内にあるものを使ってもらえると嬉しい」とおっしゃってたのを思い出し、流用しました。


外壁の看板は地元のアイドマセンサーさんに作っていただきました。
ステンレスの箱文字タイプです。最初は照明付きにしようと見積もりをとったものの、予想以上に高額だったので、照明は無しにしました。
ただ、看板照明用の下地、屋内配線、スイッチは事前に壁を貼る前に仕込んでもらいましたので、自分で取り付けです。
看板照明の下地があるというものの、器具は結構重く、風や雪の影響もあるので、がっちりとしたボルト(ネジ)で取り付けました。



暖簾はネットで特注でつくりました。
麻風生平という生地で、風通しがよいのですが夜は透けてみえますね、、、
とりあえず照明は一段落です。結構苦労しました。
コメントお待ちしております。

コメントを残す