ちょうど1年前のブログで、QCサークルの資料やイラストを生成AIで試したことを書きましたが、生成AIもどんどん進化し、最近はジブリ風イラストも簡単に作成できることが話題になっています。
いろいろ試してみました。
ChatGPTのバージョン
ジブリ風イラストを生成するにはChatGPTの4oというバージョンが必要でした。ところがこれは無料のChatGPTでは使えず、有料のChatGPTplusを契約する必要があります。毎月20ドルのサブスクで、契約自体は簡単でクレジットカードを登録すればすぐに使えました。有料バージョンでは会話回数の制限がなくなったり、いろいろなオプションもあるので、まずは1か月間使い倒そうかと思います。
自分の写真をジブリ風にする
ChatGPTで写真をジブリ風にするのは極めて簡単で、写真をUPして、「ジブリ風にして」と指示するだけです。人物をジブリ風にするのと同時に、シーンも指示すればそのようなイラストを生成してくれます。文化庁によれば「ジブリ風」等の画風だけなら著作権侵害にあたらないそうです。

QCストーリーの発表資料をジブリ風でつくってみる
前回のブログでつくったパワポの資料をそのままChatGPTに読ませて「ジブリ風にして」と指示するといろいろ構成を考えてくれて、ジブリ風イラスト付きPPTを生成してくれたのですが、ダウンロードするとイラストがない文字だけのPPTでした。
そこで1枚1枚指示して作ってみました。生成した画像は1枚のpng形式なので文字やレイアウト修正が簡単にはできません。このあたり、ChatGPTへの指示がまずいのか、あるいは現在のバージョンの限界なのかよくわかりません。
でも、生成したイラストを切り取って、パワポに貼り付けるだけでもわかり易い資料になるかと思います。

発表原稿を生成させる
プレゼン資料を作成後「ご希望があれば、ナレーション用スクリプトや発表資料(話し言葉ベース)も作成できます!」とあったので発表原稿を生成させてみました。
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ジブリ風QCストーリー発表資料(話し言葉ベース)
表紙
こんにちは。本日は『問題解決型QCストーリーの基本』というテーマで、私たちの取り組みをご紹介します。ジブリ風のイラストとともに、楽しくお届けします!
問題の発見と共有
まず最初に、現場で起きていた“キズ不良”についてです。「なぜキズが出るの?」と疑問に思ったことがきっかけで、みんなで集まって情報を出し合いました。
現状の把握
次に、いつ、どこで、誰が作業していたときに不良が起きていたのか、細かく確認しました。これでだんだんと全体像が見えてきました。
原因の深掘り
ここではQC七つ道具を使って、原因をしっかりと分析しました。特にパレート図やヒストグラムは大活躍でした。
対策の検討と実施
原因がわかったら、次は改善のためのアイデア出し!みんなで意見を出し合って、現場で実際にできる対策を決めていきました。
効果の確認と振り返り
改善したあと、その効果がちゃんと出ているかをグラフで確認しました。不良はしっかりと減っていて、成果を感じられました。
標準化と継続
対策がうまくいったので、ほかの工程にも展開しました。同じミスを繰り返さないよう、標準化も行いました。
まとめ
ここまでの取り組みで感じたのは、関係者みんなの協力が何より大切だということ。そして、一度きりじゃなく継続することの大事さです。
品質向上への道
問題を見つけて、原因を突き止めて、対策を打って、振り返る。この流れをチームで続けていくことが、品質向上につながります。ご清聴ありがとうございました!
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それなりにできてますね!
さらに「必要に応じてナレーション音声やPDF化も対応可能です。お気軽にどうぞ! 」とあったので「ナレーション音声をつくってください」と指示したのですが、
ChatGPT:「現在の環境では、pyttsx3
による日本語ナレーション音声の生成が制限されており、音声ファイルの保存が正常に行えませんでした。」
でした。うーん残念。。。。今後のバージョンアップに期待です。e-Learningのファイルも生成できたら手軽に勉強できそうですね。
その他のChatGPTの活用
EXCELファイルをそのままUPして分析とかもできるので、これまで有識者でしかわからなかったことがわかったり、ChatGPTと会話をしているうちにヒントが得られたりと、まるで自分専任のアドバイザーがいるようです。個人でもチームでも生成AIをうまく使うことが業務に必須になりそうです。
驚くべき時代になってきました。
質問・ご意見お待ちしております。
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