漆黒ガルバ鋼板の平屋住宅の小屋裏は灼熱か?

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昨年新築した平屋新店舗は床面積が38坪で半分が土間(店舗)、半分が住宅仕様になっています。住宅部は15畳LDK・8畳和室・8畳洋室・トイレ・風呂・洗面で、1-2人が生活できるようにしました。

60年前に建てた旧店舗も店舗兼用住宅で、木造2階建に住宅部の平屋が接続した構造で、昭和の時代からの商品在庫や家財がたくさんありました。

今回の建替えにあたり、この過去の遺産をどうするかが問題でした。
同じ面積にすればもちろん入るのですが、昨今、建築費用も高騰しており、同等にするには資金が不足です。

結局のところ、片流れの屋根勾配を利用して、小屋裏収納を設け、そこに保存することにしました。(引っ越しも大変なので、かなりの物を処分し、大事なもののみ移設しました)
平屋なのでもちろん階段はなく、洋間の天井に据え付けた収納梯子で昇り降りします。

小屋裏の床面積は、建築基準法では階下の1/2まで可能なのですが、今後の店舗の工事も考慮して、和室・洋室の上部のみとしました。それでも面積は約9坪(18畳)になります。

約18畳の小屋裏収納。最大高さは建築基準法で規制されており140cmで、立って歩けず、腰をかがめて中を移動することになります。

小屋裏の北側に、採光兼換気用の小さな窓をつけました。

さて、ここに商品や家財を収納するときの懸念は温湿度です。
工務店からは事前に「屋根も外壁も黒で、熱がそのままくるので、ものすごく暑いよ、、、」と聞いていました。断熱材は一応入れてもらいました。

収納階段から上がったとき。奥の開口は店舗の屋根裏で、上棟の紙垂がみえます。最終的にはこの開口は観音開きの戸がつきます。

7月になり、猛暑襲来です。
実は新店舗の温湿度は、移転時からラズパイを使って記録していました
11月から7月までは下記の推移でした。

12月から3月までは日中は暖房(エアコン)を入れていたので、一日の温度差がかなりありますが、感覚的には10℃~15℃で、少々寒い状態で過ごしました。(事務室には足元温風ヒーター)
瞬間的に10℃以下になっているのは、おそらく店舗の扉が開いたときの外気(冷気)の影響と思われます。

気象庁の観測データは下記でした。
1月~3月で最低気温が零下の時期もけっこうあります。

店舗は土間コンなのですが、設計時に地面からの冷気がこないように断熱を強くお願いし、床の土間コンの間に断熱フォームがいれてあります。
基礎のコンクリも断熱フォームで囲んであるのが効いているのか、38畳の空間を18畳用エアコン一つで過ごせています。(店のエアコンは2台)
あらためてデータを確認すると、直近の6-7月は湿度が高く、エアコンをいれると下がっているようです。
商品(紙)に湿気は致命的なので、電気代がかかりますがエアコンは常時入れておいたほうが良いようです。

さて、懸念の小屋裏ですが、ラズパイ温度モニタを小屋裏に移設し、ロギングを開始しました。

この5日間は下記の推移です。

7/13~7/17の小屋裏の店舗と境付近の温湿度推移

換気扇はないので、基本的には外気は遮断されているはずですが、建物の構造上、軒先の水蒸気逃がしの隙間があり、建物は外気との差で多少呼吸しているものと思われます。
結果として、小屋裏の室温は30℃~35℃、湿度は50~60%です。

気象庁のデータは下記でした。

最低気温が約23℃でも小屋裏の室温は30℃以上です。
我が家の小屋裏は、全体的に、「灼熱」まではいかないものの、高温・乾燥の空間といえそうです。

ネットでは、「断熱しすぎすると蓄熱して夜も暑い」という記事があります。
記事にあるような日中の車内ほどではなく、40℃を越えなければ保管した商品や家財は大丈夫そうなので、もうしばらく推移をみて、必要なら換気等の対策を講じることにします。

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