トレペの替わりになる紙はある?

全般
薄口:厚さ約0.025mm

ときどき、昔ながらのトレーシングペーパー(トレペ・写し紙)をお求めになるお客様がご来店されます。
今でももちろん生産されており、入手は可能ですが、学校関係では使う機会が減り、業務や美術で使う大口需要向けが主流のためか、百枚(1冊)単位とか、大判・ロールなどが多く、個人が購入するには少々値が張ります。
当店のお客様は「数枚」という方が多いので、小分けにして対応しています。

そもそもトレーシングペーパーはどのような紙なのでしょうか?
AI(Gemini)に聞いてみるとちゃんと答えてくれました。

トレーシングペーパーとは?

トレーシングペーパーとは、下に重ねた絵や図面を透かして写し取る(トレースする)ための半透明の紙のことです。日本語では「透写紙(とうしゃし)」や「トレペ」とも呼ばれます。

主な特徴

  • 半透明の質感:パルプを非常に細かくすりつぶして(叩解)作られており、下の文字や線が綺麗に透けます。
  • 優れた耐久性:薄くて軽いですが、高密度に作られているため破れにくく、耐水性や耐熱性にも優れています。
  • 滑らかな表面:鉛筆やインクで書き込んでも線がにじみにくく、正確な線を引くことができます。

よく使われる用途

  • イラスト・漫画の制作:原画の上に重ねて構図やポーズを写したり、線を清書したりします。
  • 製図・デザイン:建築図面などの重ね合わせや、修正用の版下制作に使われます。
  • ラッピング・文房具:独特のおしゃれな風合いを活かし、本のブックカバー、封筒、お菓子のラッピングなどに活用されます。

扱うときの注意点

  • リサイクルはNG:通常の紙とは製造工程が異なり水に溶けにくいため、古紙回収(リサイクル)には出せず、可燃ごみとして処分する必要があります。
  • 折り目が白くなる:一度折ると、その折りスジが白く残って消えなくなります。
  • 湿気に弱い:水分を吸うと波打ってシワになりやすいため、保管場所に注意が必要です。

紙ですが「リサイクルには出せない」のですね。

トレペに求められるのは、「透過性」「耐久性」「筆記性」となります。

当店でのトレペ在庫

よく来られるお客様のご要望にあわせて、A2薄手とA4厚手を保有しています。
大判をご希望の方には、ロール(薄口:84cmx20m)を取り寄せました。
厚さによる透過具合がどの程度違うのか、比較のために、名刺2枚を同時に撮影しました。
右側がトレペ越しになります。厚口でも十分透明ですね。

厚さは、40g/m2の薄口が約0.025mm、60g/m2の厚口が約0.05mmでした。
一般的なコピー用紙が0.08mmなので、それより薄い紙になります。

似たような紙で代替できる?

現在庫にある薄い紙では、グラシン紙、純白ロール紙(4種)、薄葉紙(うすようし)があります。
それぞれで透明度、厚さを比較しました。

同じ厚さでもやはりトレペの透明度は高いですね。
では、この3つの紙はどのような紙なのでしょうか?
AIに聞いてみました。

トレーシングペーパー・グラシン紙・純白ロール紙・薄葉紙の比較

トレーシングペーパー、グラシン紙、純白ロール紙は、どれも「薄くて白い(または透ける)」という共通点があるため混同されがちですが、「透け感の強さ」「質感(表裏の違い)」「主な用途」が大きく異なります

薄葉紙は「透け感はグラシン紙に近いが、手触りはティッシュのように柔らかく、クッション性に優れた紙」ですが、実は特定の種類の紙の名前ではなく、「厚さが1平方メートルあたり40g以下の非常に薄い紙」の総称です。そのため、実は「非常に薄い純白ロール紙」なども薄葉紙の一種に含まれることがあります。

一目でわかる違いを下記の表にまとめました。

3つの紙の比較表

項目トレーシングペーパーグラシン紙純白ロール紙
最大の強み線が一番きれいに透ける水や油、熱に強い表と裏で質感が違う
透け感高い(はっきり透ける)中〜高(うっすら半透明)低い(向こう側は見えない)
手触りパリッとして硬めシャリシャリしてしなやか片面ツルツル、片面ザラザラ
主な用途製図、イラストのトレースお菓子の敷き紙、本のカバー衣類・靴の包み紙、包装紙
ペンでの筆記非常に書きやすい滑ってインクが弾きやすいザラザラした面は書きやすい

各紙の詳しい特徴

1. トレーシングペーパー:図面やイラストの「複写」用

  • 特徴:繊維をギリギリまで細かくすりつぶして隙間をなくし、光を通しやすくしています。
  • ここが違う:3つの中で最も透明度が高く、ハリ(コシ)が強いのが特徴です。表面にわずかな凹凸(インクの引っかかり)があるため、鉛筆やペンで文字や線を非常に書きやすく設計されています。

2. グラシン紙:お菓子やデリケートな物の「保護・包装」用

  • 特徴:製造の最終段階で、高温・高圧のローラーで紙を限界まで押しつぶして作られます。
  • ここが違う:薬剤やロウを使わず、圧力だけで繊維を密着させているため、油や水が染み込みにくい性質を持っています。肉まんの底の紙や、マフィンのカップ、HEIKO グラシン紙のような焼き菓子の敷き紙に多用されています。トレーシングペーパーに比べて薄くてしなやかですが、表面がツルツルしているためペンで書くとインクが弾かれやすいです。

3. 純白ロール紙:アパレルやギフトの「インナーラップ(内包み)」用

  • 特徴:片面だけを大きな金属ローラーに押し当てて乾燥させる(片艶加工)ことで作られます。
  • ここが違う:上の2つとは異なり、基本的には透明ではありません(非常に薄いものはうっすら透けますが、トレースはできません)。「片面は光沢があってツルツル、もう片面はザラザラ」という独特の質感が最大の特徴です。新品の靴や洋服が箱の中で包まれている白いカサカサした紙(純白ロール紙26kgなど)の多くはこれにあたります。

結論

グラシン紙、純白ロール紙をトレペの替わりに使うのはやはり無理があるようです。
それぞれ製法が異なり、それぞれの特徴がありました。

当店では、お客様のご要望に応じて取り寄せや在庫の拡充を行っております。
紙をお探しの方はぜひ当店へ!

コメントお待ちしております。

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